書籍の読者は結構広いぜ!
2020.09.04

 書物は読む年代で感じ方が違います。

 児童書は誰が読むの?と聞かれたら「子供」と答える人は多いことでしょう。
 この本はいかがでしょうか。

普段、出動がない小型消防車じぷた。頑張っても花形のはしご車やポンプ車ほどのアピールポイントもありません。そんなある日、山火事が起きます。大型車は細い山道を入ってゆけません。そこでじぷたが出番となり、山火事を消して一躍街のスターになったという話。子供たちはワクワクして読みます。大人は今の自分に置き換えれば、適材適所。仕事で自分の活躍の場を考え、与えられた場所で光ろうと思うかもしれません。大人でも読む児童書です。
 さらにこの本はどうでしょう。

 

 島田ゆかさんの描く「バムケロ」「ガラゴ」は女性の心の癒で大人の女性購入者が多いと聞きます。
ムーミン村のルールは「誰もあなたの生き方に文句は言わない。だけど自己責任だよ」というフィンランドの人たちの生き方にリンクします。この考えは空気を読んで窮屈に生きる都会人にとって清涼剤となっています。やはり大人の女性購入者が多いです。

 ここまでは何となくわかると思います。ではビジネス書。
 この本は誰が買いますか?

 

 

『会社は一人で経営しなさい』と言う本です。

 もちろん、経営書です。それは間違いはありません。1人とあるから起業本。その面もあります。それ以外は?
 読者はがきでこのような内容がありました。数百人の社員を抱える会社社長が時代を乗り切るために子会社を数社作ることを検討されていたが会社を起こすとなればそれなりに人材を派遣して・・・と考えていた矢先に本書と出会った。「なるほど。1人会社でという考え方もあるのか。しかも実際に著者が実践していることなのか。非常に参考になった。」と言うものです。
 またあるはがきには、閉店相次ぐ商店街で営む豆腐屋さん。伝統的と言えば聞こえがいいが古い業態。息子は豆腐作りをしたがらず、廃業を考えていた矢先に本書と出会い、アイデアが閃いたという。豆腐はヘルシー食品として最近若い人中心に人気が高まっている。作り方をネットで紹介して販売すれば滅びゆく商店街で経営してようが関係ない。作ることは引き続き自分たちがやり、販売は別会社をつくって息子が運営すればいいのではないか。人間関係が複雑な会社で働くよりも、責任はかかるが自分の思い通りの仕事ができる。
1人以上いれば会社は設立できる。何をするかはアイデアなのだと著者の山本さんの語り口調に入いろいろな方がそれぞれの道を模索されています。
 ビジネス書の域は越えられませんが、人によって全く違った結果を生む本となります。本書は雑誌コーナー、店舗運営などにも置かれています。
 このような発想で置かれるのは他業種ではなかなかないことです。単品の組み合わせでいろいろな色にイメージが変わる。だから書店は面白いのです。ただ、書店さんも工夫します。ただ並べるだけでは意図が伝わらない。だからパネルでイメージを統一するのです。
 書店でフェアを見てください。出版社フェアの中には工夫のないものもたまにありますが、そうなるとあまり売れていません。テーマが面白いフェアはお客さんも集まり、そこには「この本、あえて今並べたんだな」と思うものが必ずあります。それを発見するのも楽しみなのです。

 

 

 

 

 

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書籍の読者は結構広いぜ!
2020.09.04

 書物は読む年代で感じ方が違います。

 児童書は誰が読むの?と聞かれたら「子供」と答える人は多いことでしょう。
 この本はいかがでしょうか。

普段、出動がない小型消防車じぷた。頑張っても花形のはしご車やポンプ車ほどのアピールポイントもありません。そんなある日、山火事が起きます。大型車は細い山道を入ってゆけません。そこでじぷたが出番となり、山火事を消して一躍街のスターになったという話。子供たちはワクワクして読みます。大人は今の自分に置き換えれば、適材適所。仕事で自分の活躍の場を考え、与えられた場所で光ろうと思うかもしれません。大人でも読む児童書です。
 さらにこの本はどうでしょう。

 

 島田ゆかさんの描く「バムケロ」「ガラゴ」は女性の心の癒で大人の女性購入者が多いと聞きます。
ムーミン村のルールは「誰もあなたの生き方に文句は言わない。だけど自己責任だよ」というフィンランドの人たちの生き方にリンクします。この考えは空気を読んで窮屈に生きる都会人にとって清涼剤となっています。やはり大人の女性購入者が多いです。

 ここまでは何となくわかると思います。ではビジネス書。
 この本は誰が買いますか?

 

 

『会社は一人で経営しなさい』と言う本です。

 もちろん、経営書です。それは間違いはありません。1人とあるから起業本。その面もあります。それ以外は?
 読者はがきでこのような内容がありました。数百人の社員を抱える会社社長が時代を乗り切るために子会社を数社作ることを検討されていたが会社を起こすとなればそれなりに人材を派遣して・・・と考えていた矢先に本書と出会った。「なるほど。1人会社でという考え方もあるのか。しかも実際に著者が実践していることなのか。非常に参考になった。」と言うものです。
 またあるはがきには、閉店相次ぐ商店街で営む豆腐屋さん。伝統的と言えば聞こえがいいが古い業態。息子は豆腐作りをしたがらず、廃業を考えていた矢先に本書と出会い、アイデアが閃いたという。豆腐はヘルシー食品として最近若い人中心に人気が高まっている。作り方をネットで紹介して販売すれば滅びゆく商店街で経営してようが関係ない。作ることは引き続き自分たちがやり、販売は別会社をつくって息子が運営すればいいのではないか。人間関係が複雑な会社で働くよりも、責任はかかるが自分の思い通りの仕事ができる。
1人以上いれば会社は設立できる。何をするかはアイデアなのだと著者の山本さんの語り口調に入いろいろな方がそれぞれの道を模索されています。
 ビジネス書の域は越えられませんが、人によって全く違った結果を生む本となります。本書は雑誌コーナー、店舗運営などにも置かれています。
 このような発想で置かれるのは他業種ではなかなかないことです。単品の組み合わせでいろいろな色にイメージが変わる。だから書店は面白いのです。ただ、書店さんも工夫します。ただ並べるだけでは意図が伝わらない。だからパネルでイメージを統一するのです。
 書店でフェアを見てください。出版社フェアの中には工夫のないものもたまにありますが、そうなるとあまり売れていません。テーマが面白いフェアはお客さんも集まり、そこには「この本、あえて今並べたんだな」と思うものが必ずあります。それを発見するのも楽しみなのです。

 

 

 

 

 

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