新刊『子どもに生き抜く力を』ついに印刷開始
2021.02.10
2021年2月22日。2が5つ並ぶこの日に新刊が生まれます。
『子どもに生き抜く力を』
今日は印刷会社から最終チェック用に下記写真のものが届きました。
上から順に「カバー」、「帯」、表紙、原稿一部抜き(白焼きor青焼き原稿とも言います)です。 ここまでくるとほぼ完成間近です。 いろんなやり取りが走馬灯のように出現しそうですが、まだ作業が残っています。
きちんと書店に配本されたのか、並べられているのか。
を確認することです。ここを抜かすと出版社営業ではありません。実は本作り以上に大切なことは、 著者の方が希望したように並べられているかです。または、売れるように努力したかです。 なのでまだ仕事は6割程度です。仕事は書店配本後にも待っているのです。 さて、編集作業としてはそれぞれをチェックした後に印刷会社が「GO」となります。 一般的に書籍が生まれるためには工程があります。ざっくり、下記の通りです。 1、企画書作成 2,著者と打ち合わせ 3、著者から原稿受領 4、初校完成→著者チェック、編集チェック 5、再校完成→著者チェック、編集チェック 6、三校完成→著者チェック、編集チェック 7、外部校正→編集チェック 8、印刷所へ原稿入稿 9、白焼き完成→編集チェック 10、見本納品→最終チェック 11、取次見本→配本部数の打ち合わせ等行う 12、配本部数(委託部数と言います)を取次へ搬入→トーハン、日販、楽天他 13、書店配本 これ以外にもカバーのデザイン打ち合わせやライターが必要な場合の手配、HPでの告知、ネットサイトへのアップロード、電子書籍製作などの工程があります。 書店営業的にも工程があります。これもざっくりですが、 1、発売3か月前に新刊情報告知(DM等) 2、発売1か月前にメイン受注、販促活動 3、配本店、特別販売店の検討、配本手配 4、POP、パネル作成 5、配本後のフォロー、補充・拡販活動(その後はこの繰り返し) 6、重版の検討、拡販の絵を描く 7、仕掛け・フェアの設定、新聞広告の実施 著者、編集者、営業、書店さんの想いが交わって1人また1人と本を買う方、そこから共感者が生まれ、書籍が育ちます。本当に共同作業だなとつくづく思います。