- 本体価格
- 1,500円
- 初版発行
- 2024/12/13
- ページ数
- 298
- ISBN
- 978-4-7569-2379-0
- 版型
- 四六並製
個人出版
がん専門医 妻の進行がんと向き合う
がん専門医として活躍する著者が、自身の妻が「進行がん」と診断された瞬間から始まる実話。
医師であり夫でもある著者が直面した現実と命の尊さがリアルに伝わります。
医師として、患者に冷静かつ的確に対応することは当然の責任。 ですが、それが「家族」という特別な存在となると話は変わります。
愛する妻を患者として迎えることになった著者が、医師としての冷静さと夫としての感情の狭間で葛藤しながらも、治療と向き合う姿を丁寧に描いています。
現実の厳しさと、それに必死で立ち向かう人間らしさが胸に迫ります。
著者のご紹介
日本赤十字社和歌山医療センター 呼吸器内科 副部長
寺下 聡
1977年 兵庫県生まれ。2002年 自治医科大学卒業。専門は呼吸器内科。
資格:日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医、日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医・指導医・評議員。日本肺癌学会にも所属。
現在まで20年以上最前線の医療機関で呼吸器内科の診療に携わり、学会発表・講演・論文多数。地域医療にも造詣が深い。 2015年~日本赤十字社和歌山医療センター 呼吸器内科 副部長。これまでに1000人以上の肺がん診療をおこなう。
結婚18年目の2020年に妻が無治療なら余命2ヶ月の進行した卵巣がんと診断される。
卵巣がんの診断は夫である著者自らが検査をおこない確定した。がん専門医とがん患者の夫という両方の立場を併せ持つ稀有な存在となる。