出版社が紡ぐ「ことば」のコラム

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ライターさんの使用について

コラム

出版したい気持ちは山々だが、本を書く時間がない、文字を書くのは苦手だ、何万文字もどうやって書いたらいいのかわからない等々の理由で原稿を書くことが困難に感じる方がおられます。そういうときのピンチヒッターがライターさんです。

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    ライターさんの仕事の流れ

    いろいろなタイプがありますが、弊社の場合をご説明します。

    ・まずは編集者と3人で初顔合わせ
    このときライターさんは著者の履歴やお話の内容から目次構成を検討します。

    ・取材開始
    取材は基本的には面談形式が多いのですが、遠隔地の場合などはZOOMなどでも行われます。
    出版社と著者へ目次構成の確認が終わると取材開始です。本文だけでなく、「はじめに」や「おわりに」のページも依頼により、受けられます。
    そうして約2か月の間に2時間ずつ、計3~5回ほどの取材が行われます。
    録音された取材内容は専門の業者によって文字起こしされ、これをもとに原稿が作成されます。

    ・取材開始から3か月で原稿完成
    2か月間で取材が終わった後、残りの1か月で原稿を仕上げます。

    ・その後は出版社が原稿をお預かりして編集作業に移ります。

    原稿の出来栄えは凄い

    優秀なライターさんは著者の想いや語り口に合わせて文章を書きます。単に口述筆記するのではなく、読者の関心を惹き、できるだけ読みやすい文章になるように原稿を仕上げます。完成した原稿をご覧になった著者からは、「凄い、面白い!さすがプロのライターさんです!」と感激される方もいるほどです。

    ライター費用について

    ライターさんの経験値や書籍の内容、文字数などによってもまちまちですが、ビジネス書製作に経験豊富な方をご紹介します。おおよその金額ですが、B6並製、256ページ(約7万文字)程度の本を製作する場合、10時間ほどの取材時間と70~100万円(税抜き)が必要となります。

    費用をどう考えるか

    70~100万円の費用は高価な買い物の部類に入ると思います。しかし、慣れない執筆作業を自力で行い、読者に伝わりにくい内容の本が出来上がってしまえば、売れも期待できません。それなら思い切ってライターさんに執筆を依頼されるのも選択肢のひとつかと思います。なお、出版社の編集者は原稿の執筆代行は行いません。ライターさんを依頼された方で「わが社の広報に必要な社員を100万円で雇った。つまり優秀な社員を月給33万円で3か月雇ったと考えれば安いものです。給料以外の出費もありません。それに社員の場合は法的にも3か月で退職させるわけにはいかないですからね(笑)。」と話されている経営者さんもいらっしゃいました。

    原稿製作はどのくらい時間がかかるのか

    初顔合わせから原稿完成までは3か月ほどかかります。
    では自力で原稿執筆を始めるとなるとどのくらいかかるかですが、原稿の前に構想を練る必要があります。その後、文章の組み立てを考え、執筆が始まります。慣れた著者の方でも3か月かかりっきりとなります。初めての執筆の場合、最低半年は必要です。もちろん、編集者も相談に乗ってはくれますが、原稿を書くのはあくまでも著者の作業です。

    いかがでしょうか。
    ライターさんに取材執筆を依頼すれば、原稿が出来上がるまでの間は本業のほうに専念することができます。想いのたけをご自身の手で文章にされるのもひとつのやり方ですが、割り切ってライターさんに依頼してみるのもありではないでしょうか。
    出版をお考えの際の参考になれば幸いです。

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