書店の発注のアイテム【番線印ってなんだ?】
2020.08.14

昔、本の配送は主に鉄道にて行われていました。取次に納品された後、本は配送先の地方ごとにより分けられ、ホームで出発を待ちます。ホームは番線ごとに行き先が違います。この、番線ホーム由来の言葉がそのまま今に生きています。
書店「もしもし。アスカエフ書店です。『ひとり力のある暮らしかた』を10冊お願いします。」
出版社「はい、在庫があり、明後日8月19日に取次搬入です。POPはいかがですか。」
書店「あ、1枚お願いします。番線を申し上げます。トーハン05T00 書店コード12344です。」
出版社「承知しました。ありがとうございました。よろしくお願いいたします。」
こんな風なやり取りが日々繰り広げられます。
 書店さんは番線印を押さなければ発注できないわけではありません。電話で発注する際は口頭で通じますし、なじみの書店さんの場合には出版社が既に知っている場合もあります。書店営業でも「その本、入れといて。10冊ね。」と言われ、「どうもです。」というやり取りで済む場合も多いです。ただ、出版営業は受注できれば終わりじゃないのです。打ち合わせ通りに商品が入り、予定の場所に本が並べられ、売れて補充が出る。ここまで突き詰めてはじめて『営業』なのです。だから書店に訪問して受注したら口頭でなく、注文書に番線をきちんともらって書店・出版社のお互いの脳裏に「この本を打ち合わせして10冊発注(受注)した」という記憶を残すのです。
 ベテラン書店員、ベテラン営業マンほど、発注履歴をしっかり記録しています。
 たかが番線、されど番線なのです。

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書店の発注のアイテム【番線印ってなんだ?】
2020.08.14

昔、本の配送は主に鉄道にて行われていました。取次に納品された後、本は配送先の地方ごとにより分けられ、ホームで出発を待ちます。ホームは番線ごとに行き先が違います。この、番線ホーム由来の言葉がそのまま今に生きています。
書店「もしもし。アスカエフ書店です。『ひとり力のある暮らしかた』を10冊お願いします。」
出版社「はい、在庫があり、明後日8月19日に取次搬入です。POPはいかがですか。」
書店「あ、1枚お願いします。番線を申し上げます。トーハン05T00 書店コード12344です。」
出版社「承知しました。ありがとうございました。よろしくお願いいたします。」
こんな風なやり取りが日々繰り広げられます。
 書店さんは番線印を押さなければ発注できないわけではありません。電話で発注する際は口頭で通じますし、なじみの書店さんの場合には出版社が既に知っている場合もあります。書店営業でも「その本、入れといて。10冊ね。」と言われ、「どうもです。」というやり取りで済む場合も多いです。ただ、出版営業は受注できれば終わりじゃないのです。打ち合わせ通りに商品が入り、予定の場所に本が並べられ、売れて補充が出る。ここまで突き詰めてはじめて『営業』なのです。だから書店に訪問して受注したら口頭でなく、注文書に番線をきちんともらって書店・出版社のお互いの脳裏に「この本を打ち合わせして10冊発注(受注)した」という記憶を残すのです。
 ベテラン書店員、ベテラン営業マンほど、発注履歴をしっかり記録しています。
 たかが番線、されど番線なのです。

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