第1回「書きたいけれど、何から始めればいい?最初の一歩はここから」
「自分の本を出してみたいけど、何から始めればいいの?」「完成までにどのくらいかかるの?」
そんな疑問をお持ちの方のために、今回は「本ができるまでのステップ」をわかりやすくご紹介します!
これからの連載予定は下記の通りです。
第1回|書きたいけれど、何から始めればいい?最初の一歩はここから
- 「本を出したい」と思ったときに考えてほしいこと
- 出版の目的を言葉にしてみよう
- 原稿がある人・ない人、どちらも大丈夫
第2回|出版を考えたらまず相談!無料相談でできること
- 出版社との相談はどんな雰囲気?
- 初回相談でよくある質問とは?
- “相談したら断れなさそう…”という不安にお応えします
第3回|本づくりの全体像を知ろう(1)原稿と編集の役割
- 原稿が完成していなくても大丈夫
- 編集者はどんな視点で文章を整えるのか
- 赤字って怖い?いいえ、著者の味方です
第4回|本づくりの全体像を知ろう(2)デザインと設計の世界
- カバー・帯・本文デザインの違い
- 「こういう雰囲気にしたい」はどう伝える?
- フォントや余白にも理由があります
第5回|いざ仕上げへ。校正と印刷で“本になる”瞬間
- 校正ってなにをするの?
- 紙や仕様を決めるタイミングと考え方
- 「校了」と「印刷」の違いとは?
第6回|完成後、どう活かす?書店流通と販促について
- 書店に置きたい場合の方法
- Amazon販売と販促ページ制作
- 「売る」以外にもある、本の活用方法
第7回|出版ってどのくらいの期間がかかる?目安とスケジュール例
- 原稿あり/なしのパターンで期間が違う
- 各工程にかかるおおよその日数
- 納期がある場合は早めの相談を!
第8回|自費出版の費用って?プランの違いと考え方
- 部数・仕様・サポートによって異なる費用
- 見積もりをもらう前に確認したいこと
- 「安さ」より「納得感」を大切に
「自分の本を出してみたい」——そう思ったことはありませんか?
長年の経験や専門知識を形にしたい、自分の歩んできた人生を記録として残したい、大切な誰かに伝えたい思いがある——その動機は人それぞれですが、「何から手を付けていいかわからない」という声を多くいただきます。
今回から始まるこの連載では、初めて出版に取り組む方に向けて、本づくりのステップをひとつずつ丁寧にご紹介していきます。
まず第1回は、「最初の一歩」をどのように踏み出せばいいのか?というお話です。
「出版」は決して特別な人だけのものではありません
本を出すと聞くと、「作家や学者じゃないと無理」「プロじゃないと難しい」と思われるかもしれません。でも実際には、自費出版の多くは、ごく普通の方々によるものです。
たとえば、
会社経営の節目に自社の歴史をまとめたい
子どもの成長記録や家族の思い出を一冊にしたい
退職を機に、自分の仕事人生を本にして伝えたい
といった、個人や法人の想いを形にした出版が多数あります。
大切なのは、「何を伝えたいのか」がご自身の中にあること。それさえあれば、出版は誰にでも可能です。
原稿がなくても出版はスタートできます
「でも、まだ原稿ができていないんです…」という方もご安心ください。実は、出版を検討される多くの方が、原稿ゼロの状態から始めています。
当社では、そうした方のために「原稿づくりからのサポート」をご用意しています。構成の整理や書き出し方のご相談、口頭でのヒアリングから原稿を形にするインタビュー方式など、さまざまなアプローチが可能です。
一方で、「すでに文章を書きためている」「ブログ記事や日記がある」という方は、それらをベースに本に仕上げることもできます。
まずは「書きたい理由」を言葉にしてみましょう
はじめの一歩として、いちばん効果的なのは、「なぜこの本を書きたいのか?」を自分の言葉でまとめてみることです。長い必要はありません。2〜3行でも構いません。
誰に読んでほしいのか?
何を伝えたいのか?
どんな形で残したいのか?
こうした問いかけに向き合うことで、本の輪郭が少しずつ見えてきます。
次回は、「出版相談ってどんな感じ?」というテーマで、初回相談の流れや、よくある不安とその解消法についてご紹介します。出版に興味はあるけれど、相談するのは少し勇気がいる——そんな方に向けて、安心のポイントをお伝えします。