オリジナルコラム

出版がわかる!企画から書店販促のすべて

はじめての出版でも安心!本ができるまでの流れ 

2025.06.18

第1回「書きたいけれど、何から始めればいい?最初の一歩はここから」

「自分の本を出してみたいけど、何から始めればいいの?」「完成までにどのくらいかかるの?」
そんな疑問をお持ちの方のために、今回は「本ができるまでのステップ」をわかりやすくご紹介します!

これからの連載予定は下記の通りです。

第1回|書きたいけれど、何から始めればいい?最初の一歩はここから

  • 「本を出したい」と思ったときに考えてほしいこと
  • 出版の目的を言葉にしてみよう
  • 原稿がある人・ない人、どちらも大丈夫

第2回|出版を考えたらまず相談!無料相談でできること

  • 出版社との相談はどんな雰囲気?
  • 初回相談でよくある質問とは?
  • “相談したら断れなさそう…”という不安にお応えします

第3回|本づくりの全体像を知ろう(1)原稿と編集の役割

  • 原稿が完成していなくても大丈夫
  • 編集者はどんな視点で文章を整えるのか
  • 赤字って怖い?いいえ、著者の味方です

第4回|本づくりの全体像を知ろう(2)デザインと設計の世界

  • カバー・帯・本文デザインの違い
  • 「こういう雰囲気にしたい」はどう伝える?
  • フォントや余白にも理由があります

第5回|いざ仕上げへ。校正と印刷で“本になる”瞬間

  • 校正ってなにをするの?
  • 紙や仕様を決めるタイミングと考え方
  • 「校了」と「印刷」の違いとは?

第6回|完成後、どう活かす?書店流通と販促について

  • 書店に置きたい場合の方法
  • Amazon販売と販促ページ制作
  • 「売る」以外にもある、本の活用方法

第7回|出版ってどのくらいの期間がかかる?目安とスケジュール例

  • 原稿あり/なしのパターンで期間が違う
  • 各工程にかかるおおよその日数
  • 納期がある場合は早めの相談を!

第8回|自費出版の費用って?プランの違いと考え方

  • 部数・仕様・サポートによって異なる費用
  • 見積もりをもらう前に確認したいこと
  • 「安さ」より「納得感」を大切に

「自分の本を出してみたい」——そう思ったことはありませんか?

長年の経験や専門知識を形にしたい、自分の歩んできた人生を記録として残したい、大切な誰かに伝えたい思いがある——その動機は人それぞれですが、「何から手を付けていいかわからない」という声を多くいただきます。

今回から始まるこの連載では、初めて出版に取り組む方に向けて、本づくりのステップをひとつずつ丁寧にご紹介していきます。

まず第1回は、「最初の一歩」をどのように踏み出せばいいのか?というお話です。

「出版」は決して特別な人だけのものではありません

本を出すと聞くと、「作家や学者じゃないと無理」「プロじゃないと難しい」と思われるかもしれません。でも実際には、自費出版の多くは、ごく普通の方々によるものです。

たとえば、

会社経営の節目に自社の歴史をまとめたい

子どもの成長記録や家族の思い出を一冊にしたい

退職を機に、自分の仕事人生を本にして伝えたい

といった、個人や法人の想いを形にした出版が多数あります。

大切なのは、「何を伝えたいのか」がご自身の中にあること。それさえあれば、出版は誰にでも可能です。

原稿がなくても出版はスタートできます

「でも、まだ原稿ができていないんです…」という方もご安心ください。実は、出版を検討される多くの方が、原稿ゼロの状態から始めています。

当社では、そうした方のために「原稿づくりからのサポート」をご用意しています。構成の整理や書き出し方のご相談、口頭でのヒアリングから原稿を形にするインタビュー方式など、さまざまなアプローチが可能です。

一方で、「すでに文章を書きためている」「ブログ記事や日記がある」という方は、それらをベースに本に仕上げることもできます。

まずは「書きたい理由」を言葉にしてみましょう

はじめの一歩として、いちばん効果的なのは、「なぜこの本を書きたいのか?」を自分の言葉でまとめてみることです。長い必要はありません。2〜3行でも構いません。

誰に読んでほしいのか?

何を伝えたいのか?

どんな形で残したいのか?

こうした問いかけに向き合うことで、本の輪郭が少しずつ見えてきます。

次回は、「出版相談ってどんな感じ?」というテーマで、初回相談の流れや、よくある不安とその解消法についてご紹介します。出版に興味はあるけれど、相談するのは少し勇気がいる——そんな方に向けて、安心のポイントをお伝えします。

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