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【第30回】オリジナルコラムを更新しました

2023.08.16

ブックデザイナーとは古くは「装丁家」、現在は「書籍デザイナー」とも呼ばれ、本の制作・出版にあたって編集者が担当する本文などの文字部分以外のデザインを担当します。

 具体的には、書籍の表紙デザイン、本文の書体、文字サイズの選定に始まり、紙質やブックカバーデザイン、イラストの内容、イラストレーターの選定など、本の見た目を決定するほとんどを制作しています。

 和田誠氏、横尾忠則氏など、著名なイラストレーターやグラフィックデザイナーがブックデザイナーとして数多くの装丁を手掛けたことでも知られる通り、アートやデザインを志すデザイナーの卵たちにはあこがれの職業でもあります。

 ときにはブックデザイナーの腕次第で、本の売れ行きが左右することもあるため、本作りにおいては編集者と肩を並べるキーマンなのです。

 では、どのような手順でブックデザイナーは仕事をしているのでしょうか。

 まず、著者と編集者の間で本の内容を打ち合わせて、著者が初稿を書き上げます。本のタイトル案が

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