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【新連載/第2回】 「遺産」=お金だけじゃない!あなたと会社の未来へつなぐ、本当に価値あるものとは?

2024.12.19

この連載ブログは、「あなたの人生、そしてあなたの会社の『ブランド』を、本にしませんか?」という提案のもと、あなたの中にある「遺産」(経験、知見、価値観、想い)を、あなただけの「一冊の本」として、未来へ遺すためのお手伝いをする全30回のシリーズです。「本」という形を通して、あなたの人生、そしてあなたの会社の「ブランド」を、より豊かに、そして後世に伝えていきましょう。今回は第1部、第2回目です。(第1回目はこちら

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『あなたの人生を、最高傑作に。~人生を編集し、未来へ遺す30のヒント~』
第1部:あなたの中に眠る「遺産」を発見する(1〜5回)
第2部:自分史を編み、未来へ遺す(6〜15回)
第3部:ブランドストーリーを紡ぎ、未来へ繋ぐ(16〜25回)
第4部:「本」が繋ぐ、過去・現在・未来(26〜30回)

【 今回は第1部の2回目です 】


 

「遺産」=お金だけじゃない!あなたと会社の未来へつなぐ、本当に価値あるものとは?

「遺産」と聞くと、皆さんはどんなイメージを思い浮かべますか?

預貯金、不動産、株… 確かに、それらは一般的に「遺産」と呼ばれるものです。しかし、本当に価値ある「遺産」とは、それだけなのでしょうか?

前回の記事では、「あなたの人生、そしてあなたの会社の『ブランド』、本にしませんか?」というタイトルで、このブログの目的をご紹介しました。今回は視点を少し変えて、「遺産」について考えてみましょう。

「ブランド」という言葉は、もともと家畜に押す焼き印を指すものでしたが、やがて個人や企業の独自性を示す象徴として発展してきました。それは、家紋や暖簾のように、一目でその存在を示し、その背後に秘められた歴史や価値観を静かに語りかけるものなのです。

「遺産」のイメージ、ちょっと変えてみませんか?

私たちは、「遺産」という言葉に、どうしても「お金」や「モノ」といった、目に見える資産をイメージしがちです。

もちろん、それらも大切な遺産の一部です。しかし、それらは、長い人生、長い年月の中で、いつかは失われてしまう可能性のある、儚いものでもあります。

本当に価値ある「遺産」とは、もっと別にあるのではないでしょうか?

それは、例えば……

目には見えない、けれど確かに受け継がれるもの

例えば、あなたがこれまでの人生で培ってきた、

・経験:困難を乗り越えた経験、仕事で成功した経験、海外で暮らした経験……
・知見:専門分野の知識、人生の教訓、独自のノウハウ……
・価値観:大切にしている信念、人生哲学、美意識……
・想い:家族への愛情、社会貢献への情熱、未来への希望……

これらは、すべて、お金では買えない、かけがえのない「遺産」です。

そして、あなたの会社にも、同じように、目には見えないけれど、確かに受け継がれてきた「遺産」があるはずです。

・創業の精神:会社の原点となる想い、創業者が掲げた理念……
・企業の歴史:幾多の困難を乗り越え、成長してきた道のり……
・独自の技術やノウハウ:長年かけて蓄積された、他社には真似できない強み……
・顧客との絆:顧客との間に築いてきた信頼関係……

これらもまた、お金では買えない、かけがえのない「遺産」です。

目に見えないものをカタチにしていくプロセス、それが本づくりです。

なぜ、目に見えない「遺産」が大切なのか?

目に見えない「遺産」は、一見地味で、価値がないように見えるかもしれません。

しかし、これらの「遺産」は、あなたの、そしてあなたの会社の「核」となるものです。これらは、あなたや、あなたの会社らしさを形成し、未来を創造する力となる、かけがえのない財産なのです。

想像してみてください。

あなたの人生経験から学んだ教訓が、一冊の本にまとめられ、未来の世代に読み継がれたら……

あなたの会社の創業の精神が、一冊の本に刻まれ、社員一人ひとりの心に深く刻まれたら……

それは、お金やモノでは決して代替できない、真に価値ある「遺産」となるのではないでしょうか?

書籍というパッケージには、そんな「遺産」を未来へつなぐ力があるのです。そして、それらを一冊のコンセプトにまとめ上げることで、あなた自身や、あなたの会社への理解がさらに深まります。愛着が増し、信頼が醸成され、オンリーワンの存在としてみなされることになります。

その結果として、それらを自分自身のブランド、会社のブランドとして活用していくことが可能になります。

「本」は、あなたと会社の「未来」を創る

このブログでは、「あなたの人生、そしてあなたの会社の『ブランド』、本にしませんか?」という提案を通して、「遺産」の本質的な価値を再発見し、それを「本」という形で未来へ繋ぐ方法を、具体的にお伝えしていきます。

「自分史」や「社史」、あるいは人の役に立つ「啓発書」や「実用書」を作ることは、過去を振り返るだけでなく、未来を創ることにもつながります。

あなた自身の、そしてあなたの会社の「遺産」を、一緒に見つめ直してみませんか?

それは、きっと、あなたの、そしてあなたの会社の「未来」を、より豊かにしてくれるはずです。

一冊の本は、あなたが綴った言葉を未来へ託し、生き続ける遺産(レガシー)となります。

 

次回は、あなたの中にある「遺産」を、さらに具体的に掘り下げていきます。

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【編集余話】

全30回の大型連載の第2回を無事にアップしました!


さてさて、ついこの前まで半袖で過ごせる日があったのに、すっかり年の瀬ですね。みなさんの今年観た映画のイチオシはなんでしょうか。私は流行語大賞にもノミネートされていた『侍タイムスリッパー』! 笑いあり、涙あり、最後は手に汗握る緊張感……。若い方にもご年配の方にも、自信をもっておすすめできる作品です。

さて、次回・第3回は『自分史で未来へつなぐ「遺産」発見! 経験・知見・価値観を「本」にする方法をお届けまします。なるべく平日毎日のアップを目指して駆け抜けます!

なお、個人出版・ブランディング出版のお問い合わせは下記までお気軽にお寄せください。ご相談は無料でお受けしています。ご希望に沿ってていねいに伴走いたします。

(編集長 田中)

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