新作小説を発表するやいなや新刊が飛ぶ勢いで売れる大作家。書いた作品がいつも話題になる流行作家・・・。
彼らはいかにして名文をモノにしているのか。どのような環境で執筆しているのか。本当にひとりで書いているのか。誰もが興味をそそられることでしょう。
昭和から平成に活躍した大作家のひとり、吉村昭が心血を注ぎ、原稿用紙と格闘した場所としての書斎、そのありのままの姿を「のぞき見」できる施設があります。
「三鷹市吉村昭書斎 Mitaka City Yoshimura Akira Writing Room」
場所は、東京都三鷹市井の頭。JR中央線「吉祥寺駅」もしくは京王井の頭線「井の頭公園駅」近く。
「井の頭恩賜公園」の南西、井の頭公園駅から徒歩3分の場所です。
この施設は吉村昭が実際に使っていた書斎棟を移築。書斎棟は書斎、茶室、展示室からなり、別棟に交流棟のある施設として、昨年(2024年)3月に開館しました。

ただいま、企画展示を開催中。
「吉村昭と津村節子のふたり旅」
会期◆2025年1月16日(木)~2025年7月21日(月・祝)
開館時間◆10:00~17:30
休館日◆月曜日
※月曜日が休日の場合は開館し、翌日と翌々日は休館
入館料◆交流棟:無料 書斎棟:100円
年間パスポート◆300円
「三鷹市吉村昭書斎」公式サイト
https://mitaka-sportsandculture.or.jp/yoshimura/
本展示では、吉村昭の妻であり芥川賞作家の「津村節子」とのふたりの作家をテーマに、夫婦作家として文学に生きたふたりの歩みをくわしく紹介しています。(水田享介)