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第1回は、「書きたいけれど、何から始めればいいのか?」という最初の一歩についてご紹介しました。今回は、出版を考えたときに最初に訪れる「出版相談」について、どんなことができるのか、どんな雰囲気なのかをご案内します。
出版相談って、なにを話せばいいの?
「出版相談」と聞くと、何か準備して行かなくてはいけないのでは…?と身構える方も少なくありません。でも実際には、相談の時点で原稿が完成している必要はまったくありません。
出版相談では、次のようなことを一緒にお話しします:
■どんな本を出したいと考えているか
■原稿の有無や書きかけの状況
■誰に読んでほしい本か(ターゲット)
■完成希望の時期や使い方(記念、営業ツール、販売など)
■ご予算や希望部数
これらをお聞きした上で、出版の流れやスケジュールの目安、費用感、最適なプランなどをご提案させていただきます。
「こんな内容でもいいのかな?」は気にしなくてOK
ご相談の中でよくいただく声に、「こんな内容で出版できるのか不安で…」というものがあります。でも、ご安心ください。出版できるかどうかを決めるのは“テーマの派手さ”ではなく、“その人がどれだけ伝えたいと思っているか”です。
たとえば、次のようなテーマでも立派な本になります:
■地元で育った祖父母の思い出
■社員や顧客に伝えたい社長としての理念
■がん治療中の心の揺れと回復までの記録
■小さな町工場の技術と歴史
その人にしか書けない視点や経験こそが、本の魅力をつくります。
「相談したら断れなくなりそう…」と思っていませんか?
これもよくあるご心配のひとつです。「一度相談してしまったら、そのまま契約しなきゃいけないのでは?」という不安ですね。
ですが、当社では出版のご相談は完全無料・完全任意です。無理な勧誘や押しつけは一切行っておりません。出版は大切な人生のプロジェクトですから、納得いただいたうえで前に進んでいただきたいと考えています。
もちろん、その場で判断する必要もありません。ご相談後にご自宅でじっくり検討していただいて構いません。
ご相談は対面でもオンラインでもOKです
ご希望に応じて、出版相談は次のようなスタイルからお選びいただけます:
■対面相談(当社オフィス)
■オンライン相談(Zoomなど)
■電話相談(簡易的な内容確認)
遠方にお住まいの方、日中に時間が取りづらい方でも柔軟に対応可能です。
まとめ|出版相談は“安心の出発点”
出版相談は、本づくりにおいて不安を解消するための「出発点」です。どんな小さな疑問でも、どんな曖昧なアイデアでも大丈夫。あなたの想いを言葉にするお手伝いをさせてください。
次回予告
第3回では、「原稿と編集」についてご紹介します。書いた文章をどのように整えるのか? 編集者の役割や、原稿のブラッシュアップの進め方などをやさしく解説します。